死なない程度に頑張ろう

眼鏡が無駄に考えたり考えなかったり

日本学生支援機構の奨学金の利率を調べてみた話

むしろお前知らずに借りてたのかと言われそうな話です。

 

3月にめでたく大学を卒業したので、借りてたものを返す必要が発生しました。私は大学4年間で日本学生支援機構の第二種で3万円/月の貸与を受けました。つまり、入学から卒業までに144万円を借りたことになります。返還確認表で確認すると、利率固定方式における月賦返済での総支払額は1761917円。つまり約33万円が利子として存在します。これは繰上返済不可避だと思いながら表を眺めていると、"確定した年利率で計算した内容については,貸与終了後に送付される通知でご確認ください。"という文が。確認表にある総支払額は上限利率である3%で仮計算されたもので、実際に払うことになる金額はこの限りではないと。そして利率は奨学金の交付に充てた資金の借り換えで用いる固定利率の財投に基づくそうです。

 

そんなわけで、自身の金利はお幾つかとJASSOのwebサイトを訪問。

平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率 - JASSO

私は平成27年度の3月に貸与が終わりましたので、表を参照すると利率は0.16%となります。え、そんなに?利率0.16%で144万円を借りた場合の総支払額は

【 日本学生支援機構 】 奨学金月返済額計算<利率指定型> - 高精度計算サイト で計算すると1455948円。大体15600円が利子分になります。返還確認表における利子分33万円との差にびっくり。

 

さて、こんなに利率が低いのであれば繰上返済のメリットが薄いのではと思いきや、私の場合は繰上返済に別のメリットが存在します。機関保証を利用した人は、早く返済を終えることによって、支払った保証料の一部が返ってきます。保証料は約1500/月で、4年間で72000円。その一部が戻ってくるわけです。これをどう見るか。とりあえずは暫くは出納と相談してどの程度繰上返済をするか考えたいと思います。

 

一つ確実に言えるのは、奨学金のお世話になることを考えるなら、利率やら繰上返済のメリットやらを把握しておくべきとうこと。安易に借りて私のように後でいろいろ調べて驚いても遅いですし……。

御朱印帳が一冊埋まったので内訳を書く

青春18きっぷを使い2泊3日で兵庫京都奈良大阪の2府2県を回ってきました。その際に、かねてより行っていた神社の御朱印帳のページが全て埋まったのでなんとなく内訳を書きたいと思います。奉拝日順に神社の名前と適当なコメントを添える感じで。御朱印の写真はググッてると沢山ヒットします。

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私がグレーゾーンアスペルガーと言われまして

放置していても生きています。春は新生活といいますが、新生活を大きく方向転換させる選択を検討している水産物です。

 

この度無事に卒業者のリストに載っていたので卒業が確定しました。実は4年の後期の履修登録にあたり、特に卒業要件を満たしているか確認せずに登録をしてしまっていたので、ここにきて留年オチということもあったわけで。一応履修した科目は試験で欠席せず、落とすこともなかったので大丈夫と信じていましたが。かくして学士(経済学)を得ることになります。学部卒に比べて学士と書くとなんだか格好がつきますね。実のところ修羅であっても院に進みたかった気持ちが少々……。

 

さて本題。3月をもって飲食店と購買と書店と有数の蔵書数を誇る大学環境から離れるわけですが、他にも大学にはメンタルヘルスなるものが存在します。いつからか親からアスペルガー症候群を疑われ、よろずにかこつけてアスペルガーだからと言われることが続き、白黒ついてないのにその扱いは不服だと考えていました。ゼミの同期にも軽い発達障害と思われてたりも。また、自身が発達障害であるとも限らないのに症状名を言い訳として頼ってしまう可能性もあるということで、先のメンタルヘルスで精神科の先生と話してきたのが先月。結果、アスペルガー症候群のグレーゾーンということを言われました。言おうと思えば言えるし、逆もまた然りと。白黒つけて欲しくて行ったものの、白黒つけられないという判断がきたのでした。

先生の話によると、ある程度年を重ねるとなかなかわかりにくくなるそうで。そのため、私が持参した母子手帳の他にも、成績表などの幼少期の特徴を示すものを参考にすることが多いとか。コミュニケーション能力をはじめとした多くの能力を欠けることなく世の中が高く求めた結果として、見出された症候群であるとも。ドベネックの桶的なものなのでしょうか。とりあえず世間は不寛容になったようです。

結局のところ白黒はつけられなったのですが、メンタルヘルスのお世話になることで白黒つけられないグレーゾーンであるという精神科の先生からのコメントは得られました。素人判断でああだこうだと言われていた頃よりは楽になったと断言できます。グレーゾーンなパーソナリティが1年間の苦悩に代表される過去の様々な出来事の原因だったのか、今後襲ってくるであろう困難の原因となるのかはわかりませんが、今回の件を自己認識の糧としていくつもりではあります。

 

先生曰く、大学のメンタルヘルスは精神科で診察をうけることに抵抗のある人も多く利用するそうです。「もしかして」と思った人はお世話になることも一考でしょう。特に自己認識や他者による認識が問題になる就職活動の前にやっておくといいかもしれません。ちなみに、やはりというべきかもしれませんが、そういう人は各種スペシャリストや公務員が向いているそうです。

体調近況

2,3週間前あたりから唇が荒れています。荒れているというか、腫れてもいます。元々体調不良が肌部分に出るタイプなので、例によって風邪気味かと思っていたら長丁場になり、リンパが漏れるしヒリヒリするしで散々な毎日です。昨日は花粉症で鼻水が止まらず、ティッシュを使えば唇に触れて痛いし、ヒリヒリは継続するしで一度発狂しかけました。誇張です。一週間前に内科で口唇ヘルペスと診断されて薬を処方されたのですが、改善の兆しは薄く、本日は皮膚科に行きました。今度は無いかとは別の薬を処方されたのですが、果たして効果はあるのでしょうか。一方で今日は喉が若干痛くもあり、そこらじゅうから体の不調を訴える症状が出てきています。ここらで少し休養を取りたいのですが、明日明後日は選考があり……。選考の時に真っ赤に腫れた唇で長時間話すのって聞く方にも話す方にも辛くないですか。

 

選考ついでにそこらへんの進捗の話。現在なんだかんだでお祈りが片手で収まる程度にあります。段階としてはグループディスカッションで祈られている感じです。さてグループディスカッション、初対面の人と造詣の深くないテーマについて短期間で結論を出すという、会社でやったら上司に大目玉を食らいそうなセッティングです。些事に拘り性格のアクが強い(他者寸評)こちらにとっては非常に不利で、現在全敗。そんなことをぼやいても通過率が上がるわけではないのですが、欠点を意識して臨み、いい加減1つは通過して自信を持ちたいところです。

 

似たような志望の知人が最終面接までこぎつけた話を聞きつつ、まだ慌てる時間じゃないと平静を意識して8月過ぎまで続くであろう選考群に臨みたいものです。ちなみに先述の知人が残った会社は、説明会が必須で自分は予約戦争に敗れた身で終わったところです。仮に受けられたらどうなってたんでしょう、グループディスカッションがあったので多分そこで祈られるでしょう。

「悪いのは犯人だ」に思うこと

いつぞやのISIS人質関係でもありましたが、「〇〇が悪い」に対して「悪いのは犯人」という返しがあります。今朝も乳児殺害事件で、「母親が父親に預けたのが悪い」に対して「悪いのは殺した父親」という旨のツイートを見ました。個人的には、このやりとりに関してモヤモヤするものがあります。双方の「悪い」という言葉の内容にズレがあるのではないかと。

 

そんなわけでgoo辞書で「悪い」の項目

dictionary.goo.ne.jp

1 人の行動・性質や事物の状態などが水準より劣っているさま。

2 人の行動・性質や事物の状態が、正邪・当否の判断基準に達していないさま。

3 不吉である。縁起がよくない。めでたくない。

4 (多く「悪くなる」の形で)食べ物が傷んでいる。食べられないほど鮮度が落ちている。

5 謝罪・感謝の意を表す語。申し訳ない。すまない。

6 名詞に付いて、不快な気持ちを表す形容詞をつくる。

 

とあります。注目すべきは1と2の部分です。1の意味についてはいわゆる優劣を論ずる意味でありますし、2は善悪を示しています。1の用方では「悪手」、2の用法では「悪行」という熟語などが当てはまりそうです。

 

そんな2つの意味で先述のやりとりについて考えると、「〇〇が悪い」は1の用法で、「悪いのは犯人だ」は2の用法でしょう。最初の乳児殺害事件に関するやりとりに当てはめると、父親に子を預けてしまったのは悪手であって、父親がした殺害は悪行です。双方で悪いという同じ言葉を使っているものの、その意味は異なっています。ここの違いがモヤモヤの根底にあるのでしょう。

 

事件について「悪いのは犯人だ」の一言で終わらせるのは簡単です。しかし、感想戦と表現すれば失礼ですが、一連の流れを振り返り、どの行為が良く、どの行為が「悪かった」(適切ではなかった)か考えることは決して悪いものではないと思います。「〇〇が悪い」側が真面目に2の思い・用法で語っているかもしれませんけど。そんな同じ言葉で定義の違いがあるのではないかという話。

ほどほどやそれなり

一ヶ月以上放置していましたが、私は元気です。ついに大学4年生になりました。講義はゼミだけになり週休6日です。就活ありますど。就職活動ではエントリーシートを提出したり、グループディスカッションでお祈りされたりと各方面で進んでいます。説明会等で馴染みのない所に行く機会も多いため、現在はその帰りに付近の評判の店に行くのが趣味になってます。それに加え知的好奇心マンゆえ、始まってみたら説明会等で知識が増えるし思ったよりは楽しいというのが現在の心境です。もっとも、今後の選考の行方でメンタルは簡単に二転三転しそうですが。

 
以前より気になることとして、「ほどほど」「それなり」といった表現があります。いい塩梅ににして欲しいという気持ちはわかりますが、結局の所その程度はわかりません。何かしら極端な問題が発生しない場合を指すという話を聞いたことがありますが、問題の有無は事後的に判明するもののため、言われた側としてはどう動くか悩ましいものです。翻って使う側に立つと、自分も適当な程度がわからないけどとりあえず現状の変更を要すると感じれば言えるので便利なものです。自身も無責任に濫用してますし。ほどほどの早口、それなりの好意、そこそこの成績、使う側も使われる側も「それなり」にモヤモヤするものです。これらの程度を示す言葉は汎用性が高いですが、具体性に欠けるので、使う頻度は「ほどほど」にする方がいいのかもしれません。最近もその手の表現を勘違いして痛い目にあいましたし。

物欲から購入までの過ごし方(と近況報告)

知人から記事を書けと言われていたし、1ヶ月以上放置していたので何かしらを。

 

とりあえず近況報告です。3月1日から就活解禁となりました。解禁と言っても経団連に入っている企業に関してであって、入会していない外資系やらは前からやっていますけど。経団連に入っていてもインターン等で囲っていますし。それでも、これで多くの企業は堂々と採用活動を行うことができるようになりました。説明会が沢山です。スケジュールはポツポツ埋まる程度が理想の私ですが、3月は黒いこと黒いこと。いくつかの合同説明会に行って感じたのですが、就活は体力精神力時間のリソースを管理するゲームですね。艦これやとうらぶ(未プレイ)みたいな。経団連的には8月から内々定を出していいとのことですし、このリソース管理ゲームはまだまだ続きそうです。どうでもいいですが、キチョハナカンシャを一回も聞いていないのは運がいいのでしょうか。

 

少し前にカメラを購入したのですが、その決断に至るまでに1ヶ月ほどの時間がかかりました。レンズマウントにセンサーサイズ、携帯性、値段、何よりバイト代を飛ばす覚悟と諸要素との折り合いをつけるためです。かくして後悔のない選択をしようと、費やした時間で何をしたかというと、情報収集に尽きます。スペックやらレビューやらブログやらを見るわけですが、この段階がなかなかに楽しい。調べた情報から購入後の自分の想像を膨らませているせいなのでしょうか。表現しがたいのですが、第三者から見たら取らぬ狸の皮算用という表現をされるようなことが本人の中では起こっているのでしょう、たぶん。果てには今日もまた商品について調べること自体が楽しみとなってしまい、購入することの影が薄くなりもします。しかしながら、調べること自体が楽しみになるなら買わなくていいじゃんとはならないのです。買うという思いがあるから購入後の自分が想像できるのであって、はなから買う気がないから想像する気概も生じません。ということで、買うまでの調査も買う楽しみのうちという話でした。

買ってしばらくの間は「どうして買ってしまったんだ」と決断を後悔するのですが、これはどうしてなんでしょうね……。