「言の葉の庭」観てきました
前から観たいと考えていた「言の葉の庭」を時間割との都合がよかったので今日観てきました。上映されているのは港区のTOHOシネマズで、港区役所からシャトルバスを利用して向かいました。
※一応ネタバレ注意です
最初に放映されたのは同時上映の「だれかのまなざし」。舞台は近未来の日本らしく、人々の使うデバイスが現在のものと異なるものとなっていました。父と娘の距離感を猫のミーさんが語るもので、猫派の自分にとってはほっこりする作品でした。はじめ母親の出番がなかったので語り手は母親だと思っていたら見事に予想を裏切られましたね。
本編に関しては、空に木々や雨及び水たまりの描写が素晴らしい。アニメはここまで辿り着いたかと感動したました。是非ともパソコンや携帯の壁紙として使いたいくらいです。 特に豪雨のシーンは強い雨音と相まって実際に外で雨に降られているかのように思えました。
ストーリーについては泣くほどではないもののいい話だったという感じです。「靴」は建前・誤魔化しの象徴なのでしょう。だからこそ最後の裸足での告白シーンが映えるのです。古典教師の方が和歌をつぶやいていましたが、枯れた古文知識をフル動員して意味を考えるとまたこれが趣きのあるものであり、和歌を調べてみることを考えています。
細かい話ですが、登場する物品が金麦や明治チョコレートなど実際にあるもので妙に現実感があったのが記憶に残っています。
実は1人で映画を観に行ったのは始めてなのですが、案外平気なもので今後も興味があるものが上映されていたら積極的に利用して行きたい所存です。