死なない程度に頑張ろう

眼鏡が無駄に考えたり考えなかったり

親知らず抜歯イベント(予告編)

 週末に抜歯するのでとりあえず簡単に書いてみる回。

 

 親知らずが生えているなと舌の感覚で認識はしており、そのうち生えきるのだろうと数年間放置していました。そして去年、ふと鏡で口内を見たところ、見事に横向きに生えていると発覚。抜いたほうがいいのだろうかと地元の開業医に足を運びました。レントゲンを撮られ、そこに写ったのは下顎に見事なまでに横向きに生えた親知らずと、現在進行系で歯肉に横向きで埋まってスタンバっている親知らずの姿。上顎の親知らずは通常方向でスタンバイしていたのでこちらは一応問題なし。ともあれ、下顎の2本については抜くのを推奨ということで、総合病院の紹介状を貰いました。

 後日、紹介状を持参して総合病院へ足を運ぶと、再びレントゲン撮影が行われ、日帰りで1本抜くことを2回するか、一泊二日の入院で一気に2本抜くかの選択肢を提示されました。医者の方曰く、強い麻酔が使えるから入院推奨とのこと。その場ですぐにどちらか選べるわけもなく、後日連絡すると言ってその場を後にしました。ここまでが昨年の秋ごろまでの話。

 完全に臆病風に吹かれ、なあなあにして1年弱が経過しました。横向きの親知らずは他の奥歯を圧迫して害を及ぼしかねないことは重々承知しており、いい加減腹をくくることにして電話をしました。コースは一泊二日。虫歯にはなったことがないのでこれが初の抜歯、しかも水平に埋まったものということで精神衛生上よろしそうな方にしました。これまた臆病風に吹かれたわけで。

 入院の事前説明で再びの総合病院へ。なんでも静脈内鎮静法なるものと局所麻酔を併用し、歯肉を切除して歯と骨を削り抜歯するとか。砕いているけど抜歯と呼ぶのかと説明中に考えましたが、気にするべきはそこではなく。腫れは勿論のこと、神経に近いから暫く知覚障害が残ることもある、歯の破片が除去できない可能性があるなど、手術リスクの話を色々されました。それらに同意する署名が必要みたいで、これがいわゆるインフォームド・コンセントなのかと少々感慨深くなりました。入院に連帯保証が必要なことも新たな知見。更にどうでもいい話として、手術等の書類を見ていて知ったんですが、親知らずって智歯と書くんですね。今回は水平に埋まっている親知らずということで、水平埋伏智歯(すいへいまいふくちし)なる呼称に。若干長い。

 

かくして週末に入院予定が控えています。入院は2歳頃の鼠径ヘルニア手術以来であり、内容も期間も随分と軽いものですが、当時の記憶はほぼないので実質初の入院。そして初の抜歯。果たしてどんな感覚が待っているのか期待なのか不安なのかわからない高揚感を抱えつつその日を待つのでした。