死なない程度に頑張ろう

眼鏡が無駄に考えたり考えなかったり

路線バスは初見殺しだと思う

 路線バスって鉄道と違って結構慣れが必要だよねという話。

 

 生まれも育ちも自動車王国愛知県、更に少なくとも都市部ではない地に住んでいるため、せいぜいあるのはコミュニティバス。移動手段は専ら鉄道や自動車でした。バス通勤なるものがあると一応は知っていましたが、それが身近になったのは高校生のころ。友人の進学先は駅から出る名鉄の路線バスで向かうと聞いた時でした。

 名古屋の大学に通ってましたので、大学時代は少なくともバス停はよく目にしました。それでも、地下鉄の定期があったので移動手段は鉄道。主な路線バスの利用は免許の取得や更新で平針に行くか、京都旅行で下宿してた友人に連れ回された時くらいです。名古屋市のバスに関しては、基本的に運賃が210円で地下鉄より安いと後に教わりましたが、それでも利用せず大学4年間は終わりました。

 というわけであまり路線バスにお世話になってない人生を送ってきました。そんな多くない路線バス経験から気になった路線バスの難点を3つ簡潔に。

 

・路線バスのここが難しい

  1. 一つのバス停に行き先が複数
    とりあえず大学時の最寄りバス停を見ると、4系統が停まるようです。鉄道駅のようにある程度方面別にホームがあればいいのですが、そんなのはバスターミナルくらいにしかありません。鉄道駅で言うなら名鉄名古屋駅のごとく、ひっきりなしに同じホームに豊橋行きやら中部国際空港行きやら河和行きやらがやって来る感じで。名鉄名古屋は初見殺しと呼ぶ人もいるらしいですが、路線バスも同様では。慣れてるはずの下宿の友人ですら乗り間違えてましたし。
  2. 反対側にもバス停
    系統によっては待機していたところと反対側に目当てのバスが停まります。複数の系統があるということはやってくる方向も異なりますし、バスは専用レーンがない限りは左側通行なので当然ではありますが。目的地に行くバスがどの方向から来るか知っているレベルにその土地に慣れていればいいのですが、旅先では難しく。京都旅行で友人と別行動をした際、大徳寺に行こうと乗換案内アプリを駆使して何時にどのバス停でどの系統に乗ればいいかまでを調べました。アプリで見た通りの時間になり、反対車線にバスが停まったときの悲しみは今でも鮮明に覚えています。
  3. 料金支払いがややこしい
    幸いにして今まで経験してきた路線バスは「中乗り後払い」だけだったと記憶しています。しかし、世の中には前払い形式も存在するようで、ややこしくてたまりません。後払いにしても、乗車時の整理券の意味がわからず戸惑った記憶があ。支払い自体も両替機を通して小銭を作って10円単位で支払うというのが少々手間。釣り銭が出る券売機感覚で運賃箱に大きいお金を入れたら悲惨の一言。の点、ICカードが使えるバスは偉大です。とりあえず機械にタッチして置けばいいのですから。それでも初回は乗車時にタッチするついでに整理券を貰ったことがありますが……。

 以上、路線バスの苦手なところでした。でも降車ボタンを押すのは好きです。目的地が終点でもとりあえずボタンは押します。ところで、鉄道空白地帯でバス利用が主な人だと、逆に鉄道を初見殺しと感じるのでしょうか。乗換やら快速やらなんやら。